こんにちは。
四柱推命鑑定士の竹倉明七(たけくらめいな)です。
先週、お仕事の依頼をいただきまして
日帰りで京都へ行ってきました。
東寺には寒桜が咲いていて五重塔が更に美しく見えました。
伏見稲荷大社にも参拝できました。
時間がなくて5分も滞在できなかったから
写真もこれしかなくて(^-^;
次は泊まりで行きたいですー。
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今日は印星と官星という星のお話です。
頭で考え、身体で行動する。
両方の資質を兼ね備えているのが理想です。
しかし実際は
頭ではぐるぐる考えているのに、
なかなか行動できなくてチャンスを逃す人。
よく考えず突っ走ってしまったり、
準備不足で失敗してしまう人。
というように
どちらかの要素が強いという人がいます。
四柱推命では
知識が豊富な頭脳派の星→印星(印綬・偏印)
行動力が備わっている星→官星(正官・偏官)
という2種類の資質があり、
これらの星が命式の中にどれだけあるか
また、星が力を発揮しているかどうかを見ます。
【知恵の星、印星】
印星は自分にとって親の星でもあります。
自分の後ろ盾となって守ってくれる星であり
エネルギーを注いでくれる星です。
人が自らを守るのに必要なものとは「知恵」なんですね。
人が生き残るためにはがむしゃらに動いたり、
感情や欲だけに任せていては危険です。
冷静に知恵を駆使して取捨選択することで生き延びていく。
それで印星は知恵の星と言われています。
印星には陰(偏印)と陽(印綬)があり、
それぞれの特徴はかなり相違点が多いのですが、
共通して冷静で分析力があることが挙げられます。
中心星が印星で生まれた人は、
ちょと冷めた人に見えたりしますが
これは感情に流されないということです。
また、印星さんはエネルギーをもらう側の星ですから
黙っていても、がむしゃらに行動しなくても
なぜか欲しいものが入ってくる人、でもあります。
しかも冷静に判断し、生き残っていくことが目的なので
余計な動きはしない。
ということで、行動力は低めといえます。
自分が有利になるように頭脳を駆使する星。
そんな印星の人がいてこそ人間は生き延びてこれたのかもしれません。
【行動力の星、官星】
行動力の星と呼ばれるのは
正官・偏官という官星です。
官星というのは自分を剋す星です。
剋すという言葉を簡単に言い換えると、攻撃するという意味です。
つまり自分を律する星なんです。
自分を攻撃するわけですから、自分に厳しいのです。
常に自分にプレッシャーをかけ続けているところがあり
やらなくちゃ!しっかりしなきゃ!結果を出さなくちゃ!と
真面目に責任を果たす人でいようとします。
そのためにじっとしていません。
よく動きます。
駆り立てられるように動くことから
官星は行動力の星と言われています。
命式の中に官星があって、強く影響が出ている人は
行動力があって頼れるタイプの人だったりします。
しかし、行動力がありすぎる状態ですと
考えるより先に動いてしまって空回りしたり、
時には周りを驚かせる事態を引きおこすこともあります。
正面衝突したり、自分を酷使して消耗することもあるので
官星が強く出ている人には、
適度に緩めてご自身を労わることを推奨してます。
官星の眩しさって魅力なんだけど
ハラハラすることもあるな~と思っています。
知恵の星である印星と
行動力の星である官星は対照的です。
両方持っている人は最強です。
頭で考えて(印)行動する(官)というバランスがうまくいくからです。
けれど実際は、
印星と官星の両方が命式中にいい状態で備わってる人は
そんなに多くは存在せず
命式の中でどちらかにバランスが偏っていることがほとんど。
もしくは片方だけしか持っていない人も沢山います。
そんな偏りがある命式の人は
・大運(10年ごとに巡って来る星)によって補う
・年運(1年ごとに巡って来る星)によって補う
・家族や友人など近くにいる人からもらう
このようにバランスをとるといいです。
例えば官星が強く、印星を全く持っていない人なら
印星が巡って来る時期を知っておくと
バランスがいい状態の時に動くことができるし
印綬さん、偏印さんが周囲にいることも効果的です。
自分の命式を知る機会があったら、
私は官星がないから行動力がないってことなんだー、
と終わらせるのはもったいなくて、
官星が巡ってくる時期には行動が伴うということまで
知ってもらいたいし
自分の命式の特徴を知っていれば
偏りを自覚してバランスを良くしようと
意識を持っていくことができます。
占いは当てモノでもお告げでもなく
未来に活かせる武器として使ってもらえたらいいな、と思っています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた次回です♡